経営理念を明確にする

経営理念とは自社の哲学や思想。

ビジョン、バリュー、ミッションの3つに分けて明確にする。

経営理念を明確にする理由
企業が「利益を生み出す場」から「意義を生み出す場」になっている。どれだけ儲かるか?より良い儲けか?。儲けは大事だが環境破壊をしていたり、人権侵害をしていては良い儲けとは言えない。

ビジョン「将来、どんな景色を作りたいか?」

❶ワクワクする未来の景色を「解像度」を上げて表現する
❷「広がり」を意識し、社会や環境への影響まで考える
❸「時間軸」を長く取り。10年後より先の未来を考える

1人ひとりにスタイリストが付くような独自のサービスを作り、お客様を輝かせることで、人生を豊かにする。世の中のスタイリストとオンラインで提携し活躍できる場を作っていく。この先は50,60代、女性への拡大。洋服だけでなくコスメも販売する。世界に進出する。

バリュー「私たちがこだわりたいことは何か?」

❶組織における「最高の体験」は何かを考えることで、組織の価値観を形成してきた成功体験を明確にする。

実店舗以上の接客体験を実現し、モーリーさんのような体験をしてくれるお客様を増やすこと。

❷やりたいことではなく、やらないことや嫌なことに焦点を当て、それを消すことで、こだわりを浮かび上がらせる

お客様目線ではない仕事、サービス。目的も意味もない仕事。
目的を理解しないまま仕事をすること。

求める人間像を満たせない人と働くこと。
失敗を恐れて挑戦しないこと。失敗から反省しないこと。スピード感が遅いこと。

ミッション「私たちは何のために存在しているのか?」

❶自分たちの活動や価値を棚卸しする

私たちが心からワクワクする事業や活動は何か?

ファッション業界に今までにない価値(1人ひとりにあった服を提案し、それぞれのタイプに合う服を作ること)を提供し、市場自体を拡大すること。(敵がいない状況を作り出すこと)

スタイリストがオンラインで働ける環境を作ること

レディースにも進出すること

世界に進出すること

福井県で最高の企業になること(求める人間像を満たす少数精鋭が集まる組織、皆が楽しく活き活きと働く環境、企業としても人としても挑戦できる環境)

自分たちだからこそできている事業や活動は何か?
相手の立場になれるスタッフがお客様のことを考えて仕事をすること。
診断だけで終わってしまうサービスが多いが、私たちは提案までできる。

自社商品が売上の70%を占めている

私たちは誰のどんなニーズに応える事業や活動をしているか?
オシャレして好印象になりたいけど、やり方がわからない人に、その人に似合うオシャレを提案し、自分のことをもっと好きになってもらったり、自信をつけてあげる活動。

❷外部視点から見た自分たちの役割を明確化する

会社が無くなったらどうなる?

ユーザー目線
「服をまた自分で選ばないとだけど、スタイリスト高いな。自分で適当に選ぼう」

パートナー目線
「売上減るな〜でもそんなに量多くないからいいわ」

❸「WHY」を繰り返し、究極的な目的を見つける

それをなぜやるのか?(WHY)を繰り返し考えることで「究極的に何を目指していくのか?」を見いだしていく。

1人ひとりに寄り添ったサービスで好印象になり自分に自信を持った人を増やしていく
→なぜ
世の中にそんなサービスはないから
→なぜ
大変だし、めんどくさくて、誰もやらないから我々がやる
→なぜ
それが差別化だしアパレルの大企業と戦わないため
→なぜ
業績を伸ばし、利益を生み出すため
→なぜ
熱く、優秀な人を仲間に加えて、世界にまで挑戦したいから
→なぜ
1人ひとりにあうオシャレを提供する素晴らしさが世界で通用するか挑戦したい
→なぜ
喜ばれると思うから。楽しそうだから。
→なぜ
これいつ終わるんや

❹適度に広く、適度に具体的な中目的を設定する

目的には大中小ある。大目的は社会の共通善のことで、小目的は個人にとっての欲望。中目的はその中間、組織のミッションとするのにふさわしいもの。

例:クックパッドのミッションは「毎日の料理を楽しみにする」で、大目的は「料理で人を幸せにする」。「毎日の料理」というドメインで制約をつけることで、その組織だからこそ掲げられる中目的になっている。

デザイナーズブランドのような個性的なオシャレや、高級ブランドみたいな最先端のオシャレを提案したいわけではなく、「その人にあったオシャレで輝かせてあげたい」

❺考えた中目的をステートメントする

例:
Minimal チョコレートを新しくする
Soup Stock Tokyo 世の中の体温をあげる
ユーグレナ Sustinability First

Draft 1人ひとりに寄り添ってその人を輝かせる

❻ステートメントと自社の人格が合うかを考えて見直す

ミッションステートメントを考える上で「しっくりくるか」という身体感覚は重要だ。選んだ言葉が企業の「人格」とマッチしているかどうかだ。

例:ソニー「クリエイティビティとテクノロジーの力で、世界を感動で満たす」その人格は「クリエイティビティな子供」だ。

例:テスラ「世界の持続可能なエネルギーへのシフトを加速する」その人格は「急進的なイノベーター」だろう。

私たちの人格は「相手の立場になれる人」ではないだろうか。

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