粗利益率が50%ならよくある話ですが、営業利益率というのは半端じゃない。売上の半分は利益ってことですからね。
今日はその理由を学びたいと思います。
まずキーエンスは何をしている会社なのか?
製造業の現場で使われるセンサーや画像処理機器などの商品を販売している企業です。
しかし自社工場は持っていません。設計だけして製造は他社に委託するという方針です。なので、まず「身軽な経営」だということですね。製造機械の減価償却や、製造コストのことは考えなくてもいい。
工場レスなので生産体制を意識せずに柔軟な企画・開発が可能となり、新商品の7割が「世界初」「業界初」という開発力を持っている。
そして原価率は20%を切っています。粗利益で言うと80%超ということですね。これが営業利益率50%の秘密。
しかし、ですよ。顧客からするとその商品は割高だってことです。それでも売れる理由がある。そこにキーエンスの本当の強さがあります。
キーエンスの強み=製造工程を自動化する仕組みと一緒に商品を販売する
顧客は今まで人間が行ってきたことを自動化して人件費削減。不良削減。生産性と収益力を高めることができる。
これは文章で書くと簡単そうですが、半端じゃなく難しい。製造業って現場ごとに機械や工程の流れが特殊なので、直接現場に行かないと本当にいい提案はできないからです。
それをキーエンスはこんな工夫をおこなっています。
一般的なメーカー → 商社 → 販売代理店 → 顧客(工場)
キーエンス → 顧客(工場)
営業マンは自社の商品の特性、顧客の課題をしっかりと理解して最高の提案をおこなう。
つまりキーエンスが販売しているのは「製造工程の自動化、効率化」なのです。
商品じゃなくて、その先にある体験を販売する事例の成功例です。
私たちも大いに参考に出来る点がありますね。
