カーネギーの名著「人を動かす」を1言でまとめると、
「人を動かす最も重要なポイントは、自ら動きたくなる気持ちを起こさせること」
これ以外にないと言ってます。
しかし実際にやろうと思うと難しい。リーダーやマネージャー経験のある人は、必ず悩むことです。
だけど僕自身、色々と学び経験するうちに、こうするといいよっていうポイントが分かってきたのでお話しします。
上手くいっていない組織に共通していること
上手くいっていない組織は「工数管理」が出来ていないです。
「工数が良い」状態とは?
〇 成果の高い仕事を優先し、効率よくやる
✖ 成果に繋がらない作業を一生懸命やる
工数管理の始め方
「工数管理」を導入するときは以下の3ステップで進めます。
1.何のためにやるかを説明し理解・共感してもらう
2.ルール・手法の導入と定着
3.意識を変える、自発性を重視する
ただし時間はかかります。
少なくとも半年。それくらいの覚悟で挑んでほしい。
1.何のためにやるかを説明し理解・共感してもらう
まずはここが大切。
難しく考える必要はなくて
「自分はこういうことをやりたいと思ってる。それはこうすれば実現できると思ってるんだ」
「目標を達成するための課題はここにあるんだ。こうやって解決したいんだ」
「だから一緒にやってくれませんか?」と伝える。
2.ルール・手法の導入と定着
何のためにやるかを理解・共感してくれた後は「あなたはこれをやってくださいね」と具体的に伝えます。
最初から「自由にそれぞれが考えてやってね」では、上手くいかないです。
具体例を書きます。
あなたが営業部隊を束ねる課長だったとする。
売上をあげたいなら、営業マンに「売上をとってきてください」ではなく「1日10件以上は新規営業に行ってきてください」と伝えます。
売上に繋がる行動を数値化して、ルールにするのです。
そして「今日は10件行けた?」「何か困ってることはある?」と、コミュニケーションをとる。
本人にも「今日は何件営業にいけたのか」を入力してもらい行動を「見える化」します。
課長はその入力シートの運用が定着するまで、モニタリングとフォローをおこないます。
3.意識を変える、自発性を重視する
1日10件の新規営業が行けるようになったら、次のステップは「1ヵ月に新規営業を10件獲得する」です。
行動ではなく、成果を目標にするのです。
達成してほしい成果と同時に、営業トークを勉強する、商品の理解を深める、業界の勉強をするなど、学ぶべきことも明確にします。
そうやって目標を立ててもらったら、目標の達成度合いを見える化してください。
それを使って朝礼やミーティングで振り返り、改善ポイントを見つけてください。
改善ポイントを洗い出すときは課長だけでなく、メンバー全員で頭を使うのです。
自分たちで一生懸命考えた改善ポイントですから、実行に移したくなる。
ただし、スピーディにやらないと意味がない。
課長は部下がスピーディに動けるように障害を取り除いてあげてください。
そして結果を振返る。結果が良くても、悪くても。
最初から上手くはいかないよ。だけど改善は止めちゃいけない。そんな覚悟で臨まないといけないです。
そうすると、1歩づつだけど、自分のやったことでどんな成果が生まれたのかが分かるようになる。
失敗すれば悔しいし、成功すれば自信がつく。
ここが大事なポイント。
「自ら動きたくなる気持ち」にするのです。
「現場のたたき上げ」って言いますが、こういうところをゼロから経験して作り上げた課長は強いんですよ。
業種、職種問わず活躍できるマネージャーになる。
