インターネット広告が他の広告より最も優れている点は、ターゲティングができること。
しかし3つの弱点がある。
1つ目。競合も同じようにターゲティングしてくるから、自社の広告を出そうと思うと、費用を上げていくしかない。現に1クリックあたりの広告費は年々上昇している。
2つ目。ターゲティングを細かくする=たくさん広告の種類を用意しなければならない。運用が大変。
3つ目。個人情報の観点から、以前のようにインターネット上の行動履歴が追えなくなっており、ターゲティング精度が弱まっている。(サードパーティークッキー問題という)
特にFacebookの広告なんかは打撃を受けている。ちょっとマニアックな話になるが、Facebookの広告は以前は最強だった。個人の趣味嗜好が超分かるので「類似ユーザーに広告を出す」という作戦が有効だった。
それがもはや通用しなくなっているからFacebookはメタバースに舵を切ったというわけです。
そしてGoogleにも同様に「類似ユーザーに広告を出す」という機能があったが、先日この機能がなくなった。もはや役に立たないという判断だろう。
我々的解決策
類似ターゲティングが使えない以上、次に効果的なのは自社のサイトに訪れたユーザーに対して広告を出すという作戦だ。
しかしこの作戦を回すには、なんとかして新規ユーザーを連れてくる必要がある。
そこで各社どうするかというと、ターゲティングを弱めた、いわゆる”マス広告”を使って自社のサイトにユーザーを呼び込もうとする。(先日のブログに書いたyoutubeの広告が増えてきているというのは、こういった理由が絡んでいると思う)
何が言いたいかというと、広告費を出すために広告を出すというとんでもないことになっているというわけ。そりゃあ広告市場は拡大する。
しかし我々には、ほとんど無料で新規ユーザーを連れてくることができる武器がある。(どんな武器か興味がある人は直接聞いてください)
その武器に広告を組み合わせているのだ。
何の広告を組み合わせるかというとP-MAXというGoogleの広告。これは「ターゲティングを細かくする=たくさん広告の種類を用意しなければならない」という弱点も克服することができる。今後Googleの主力になっていくであろう広告だ。
さらにサードパーティクッキーに頼らずに、ターゲティングをする「CAPI」「拡張コンバージョン」という技術にも注目が集まっている(私たちは導入済みだ)
とりあえずこれが今のインターネット広告の最前線だと思う。
しかし今後「コンテンツは無料だけど広告見てね」という風潮が変わってくるような気がする。そうなるとインターネット広告がどうなっていくのかは俺も分からない。
そして最近気になっているのはNetflixの「広告出る代わりに月額安いよプラン」だ。時代の逆をいくやり方。こういうのはどうなるのかよく見ておかないといけない。
インターネット広告は変化がとても激しいので、こうやって情報をキャッチし素早く戦略を変えていかなければならないのです。だからこそ面白い。
