競争か独占か
頑張って競争を勝ち抜くか、独自の価値で市場を独占するか。世の中に競争を抜け出す方法はこの2つしかない。
大体、こんな構図が成り立ちます。
❶市場は大きいけど、ライバル多いから競争は激しい
❷市場は小さいけど、独自の価値を提供して独占
どちらを選ぶべきか。もちろん❷です。
まずは小さな市場を勝ち取り、時間をかけてその市場を拡大するのです。
実はあのGoogleだって❷です。
これは2012年の数字ですが、航空業界の米国内売上1,950億ドルなのに対し、Googleは50億ドル。
世界でみたら航空業界の市場はもっと大きい。しかも世の中から「飛行機」か「検索エンジン」のどちらかをなくす必要があると言われたら、もしかしたら残すのは「飛行機」かもしれない。
検索市場というのは航空業界に比べたらそれくらい小さな市場。
だけどGoogleはここを「独占」している。利益率も全然違う。航空業界は0.2%なのに対してGoogleは21%。
しかも航空業界は競争や変動が激しいので、過去100年において累積利益はゼロに近いと言われています。
今やGoogleの検索エンジンのシェアは、日本で75.59%、世界では91.42%。独占です。広告、スマホ、サーバー、オフィス向け製品などいろんなところに拡大している。
まずは小さな市場を勝ち取り、時間をかけて拡大するのです。
競争はしないと決める
「ビジネスにおいて競争は悪だ」くらいに思っておいたほうがいい。
確かに企業間の競争が起きると、業界が進歩したり価格が下がったりするといったメリットがある。だけどこれは「経済学」の話し。もっと言うと独占禁止法をつくること。
経営者やビジネスマンに必要なのは「経営学」。経営学の本質は競争からいかに逃れるか。もっというといかに独占するか。目的が全然違う。
経済学=激しい競争を良しとする考え方
経営学=競争から逃れ独占しようとする考え方
これらは両極端な考え方で、中間はない。どちらか一方のビジネスモデルしかない。
最初に始めるのは有利だが、重要なポイントはそこじゃない
Googleは最初の検索エンジンではないが「ページランク」という独自性でシェアを伸ばした。
Microsoftは最初のOSではないが「GUI」という独自性でシェアを伸ばした。しかもGUIを最初に考えたのはXerox。
Facebookは最初のSNSではないが「実名」という独自性でシェアを伸ばした。
最初に始めてもシェアが取れなかったら意味がない。シェアを獲得し独占することが重要。
世の中には2つの企業があります。競争する企業と、競争しない企業。「競争しない企業になんてなれないよ」と思っていたら、競争する企業にしかなれない。
市場は小さくてもいい。どんな独自性でシェアを獲得するかだ。そんな市場をみつけて、独自性を磨くことです。
明日は「独占に必要な4つの条件」について書きます。
