Web広告の世界でもAIによる自動化が進んでいて、今後Web広告で成果が上げられるかどうかはAIを上手く使いこなせるかが重要になってくる。
ある広告を出すと「どんな人が購入しているか」をAIが学習し、その後、購入しそうな人に優先的に広告を表示するようになる。
でもこれって「AIの指示に従い、人間が手作業で広告を出稿している」とも言える。
「誰に広告を出すかはAIに任せれば大丈夫」だと思っていたら落とし穴にハマることになります。
AIにはできないこと
AIは「AとBどちらがいいか?」は分かるが「なぜAがいいのか?」「なぜBが悪いのか?」は分からない。そんな訳なので「A、BよりもCの方がいいのでは?」とは考えられない。
そこは人間がやって、そのうえでAIに指示を出さないといけない。
具体的にどんなことを考えながらやればいいのか?
私たちのお客さまは「誰」で「何を」を提供するのかを明確にして広告を運用する必要がある。
例をあげます。
クラシックの楽団が何も考えずに「とても良い音楽のCDです」と広告を出してコンバージョンしたとする。
そうするとAIは「なるほどこれは音楽が好きな人が買うんだな」と認識し音楽が好きな人に広告を出すようになる。
この場合、音楽が嫌いな人には広告が出ないので効率的なようだが、一方でJPOPや洋楽など広い意味で音楽が好きな人にも配信される。するとJPOPや洋楽と競合し無駄が生じる。
なのでこれは「とても素敵なクラシックです」と広告を出す必要がある。
するとAIは「これはクラシックが好きな人が買う商品なんだな」と認識する。JPOPや洋楽が好きな人には広告が配信されなくなる。
さて、Dコレの場合「男性向けの洋服」を売ってるが「男性全員」に広告を出すべきなのか?どうすればいいんだ?そんなことを話し合わないといけない。
お客さまはどんな人なのだろう?を考える想像力、仮説力。
何歳の人?何時くらいにアクセス多い?広告で来店した人の行動パターンは?などの分析力。
やってみようの好奇心。ランチェスター戦略の知識。
そこが問われる。
「 お客さまはどんな人なのだろう? 」が明確になれば、クリエイティブや文言も変わってくる。興味ある人だけが反応するようになる。
課内で行き詰るなら、周りに聞けばいい。お客さまと一番距離が近いのはカスタマー、チャットだよ。彼女たちが持ってるのは数字やデータじゃない。お客さまのリアルな姿。
そこまで考えて広告を出せると、ものすごく賢い、うちに合ったAIになる。何度も言うが、これはAIにはできない。
ましてや広告を外注してたらできないよ。うちは内製してるからいいんだ。
数字だけにとらわれない。一般常識にとらわれない。全員参加。やってみようの精神。お客さまの方を向く。ドラフトがつくりたいのはそんな企業文化。
